肝臓が処理する血液
肝臓に流れ込む血管は、心臓からの血液を送り込む“肝動脈”と、胃・腸・胆嚢(たんのう)・膵臓(すいぞう)・脾臓(ひぞう)などから血液を集めて、これらの消化器官で吸収された栄養を含んだ血液を運び込む“門脈”があります。
肝小葉がこのシステムを保っているかどうかが、肝臓病が重症かどうか判断する目安の一つになります。
そんなものすごい量の血液を休みなく代謝・解毒しているのです。
すべての肝細胞は、類洞から血液中の酸素と栄養素をとり込みます。
肝臓がどれだけ重要なはたらきをしているかがわかりますね。
車と比べてみると、そのすさまじい量が分かりますね。
肝動脈と門脈は、だんだんと枝分かれしていき、肝臓の中の“肝小葉”というところに入ります。
休みなしで車をとばせば、1日で使いきれるかもしれません。
肝臓の内部は、右葉(うよう)と左葉(さよう)に分かれています。
1日になんと、2160リットル!
しかし、肝臓は、1日で2160リットルもの血液を処理するのです。
そのガソリンを使い切る(処理する)ためにどれくらいの期間がかかりますか?
10回もお風呂に水を出し入れするくらいの量の血液を、肝臓は1日で処理しているのです。
枝分かれした肝動脈と門脈は、肝小葉の中で“類洞(シヌソイド)”と呼ばれる毛細血管網になります。
肝小葉の中心には中心静脈があり、肝細胞のはたらきによって解毒(げどく)された栄養たっぷりの血液が心臓に送られます。
類洞に流れ込んだ血液は、80%が門脈(心臓から)、20%が肝動脈(消化器官から)から来たものです。
車にガソリンを入れたとしても、せいぜい20〜30リットル程度ですよね。
2週間?
1週間?
右葉の重さは左葉の5倍あります。
肝臓で処理される血液の量は、なんと!毎分15リットルです!
家庭のお風呂の浴槽にためるお湯の、およそ10杯分ですね。
その肝小葉が50万個も積み重なって肝臓ができています。
ものすごい量の血液が、今も肝臓で処理されているのです。
(文句も言わずに365日、有給休暇もとらずに休みなく働いてくれているんです(笑))
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