肝臓のはたらき・胆汁分泌
胆汁(たんじゅう)は、肝臓で作られ、肝細胞と肝細胞の間に毛細血管で集められて、胆嚢(たんのう)に運ばれます。胆嚢で濃縮された胆汁は、十二指腸へ分泌されて、脂肪を分解します。
【胆汁の成分】
主な成分は胆汁酸です。
・水分 ・コレステロール ・リン脂質 ・ビリルビン…などで構成されています。
【ビリルビンとは?】
ビリルビンとは、古くなった赤血球が肝臓で破壊されるときに、ヘモグロビンが分解されるその過程でできる黄色い色素のことです。
肝細胞は、グルクロン酸という物質で抱合して、水に溶けやすい抱合型ビリルビン(直接型ビリルビン)に変えて、胆汁の中に放出します。
胆汁と十二指腸で分泌されて、便と一緒に排泄されます。
便が黄色いのは、色素ビリルビンが混ざっているからなのです。
【黄疸とビリルビン】
肝細胞のビリルビン処理能力が落ちると、ビリルビンが胆汁とともに体の外へ排出でなくなってしまいます。
そうなると、ビリルビンが血液とともに、全身をめぐってしまいます。
ビリルビンが全身に回るので、“黄疸(おうだん)”が発生します。
このような原因でできる黄疸のことを“肝細胞性黄疸”といいます。
黄疸はほかにも原因で起こります。
【肝内胆汁うっ帯性黄疸】
肝癌などで、肝臓の中の胆管が圧迫されたときに起こる黄疸です。
胆石などで、胆嚢から十二指腸への胆汁分泌が阻害されたときに起こる黄疸です。
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